保育について

保育内容

当園では母国語(日本語)を大事にし、人間として育つための基礎を育んでいます。
日本語が形成されるのは0才に始まって6才くらいまでに「一次的ことば」が育ちます。
「一次的ことば」は自分が良く知っている人との1対1での対話を通してコミュニケーションを深めていくものであり、家庭での現実的な生活の場面に関することを話すようになります。
「一次的ことば」とは現実的な身の回りの場面で「対話」「絵本の読み聞かせ」「お話をしながら絵を描く」「粘土を作る」「ごっこ遊びをする」といった経験から育まれるものです。
「一次的ことば」をしっかり身につける事で、論理的思考(物事を筋道立てて論理的に考える能力)と情緒が発達するのを助けると言われています。

当園では母国語の基礎をしっかり育むために

  1. 発達に合わせた質の良い絵本
  2. 人を育てるわらべうた
  3. 質の良いおもちゃ

を保育の中心に置いています。

想像力を養う絵本

絵本を読んでもらった思い出は子どもにとって愛されている実感となり、心の宝物となります。
また、絵本は子どもの想像力を膨らませ、心で感じる体験をさせてくれます。

絵本の魅力

  • 物語の楽しさを感じられる

  • 擬似体験ができる

  • 聴く力が育つ

  • 振り返りする事で伝える力が育つ

  • 自然に言葉の意味や文字を習うことができる

  • 知ろうとする意欲が育つ

  • 質問ができるようになる

こんな絵本を選んでいます

  • 絵だけ見てもストーリーがしっかりわかるもの
    (想像力を膨らませるもの)
  • 絵本年齢の高いもの
    何代にも渡り子ども達に長く読み継がれたもの)
  • 昔話絵本

わらべうた

わらべうたを通して子ども達の育ちを支えるとともに、コミュニケーションをとることで心の繋がりも築いていきます。

わらべうたの魅力

  • 情緒が安定する

  • 生活の基盤作りができる

  • 感覚が育つ

  • 日本の心に触れられる

  • 脳の回路を太くする

    自然に言葉の意味や文字を習うことができる

  • 自然を愛する気持ちが育つ

こんなわらべうたを選んでいます

  • 発達に合わせたわらべうた
  • ゆったりとしたリズムで触れ合いながら過ごせるもの
  • 手を握ったり、くすぐったり皮膚刺激があるもの
    (感覚機能の成長を促します)
  • 同じ歌詞とリズムを繰り返すもの
    (繰り返しには様々な能力を伸ばす働きがあります)

遊びを豊かにするおもちゃ

子どもの主体的な遊びを豊かに展開されるためには、発達に適したおもちゃなどの道具・空間・時間そして遊びの楽しさを共有する大人や友達など、人的な環境にも配慮する必要があります。
大人は子どもにいつも何かを教えたいと思っているのですが、子どもが「教えられている」と感じている時にはそれは伝わらず、子どもが「遊んでいる」と感じた時のみ、その子のものになっていきます。

遊びの中で育つ力

  • 考える力

  • 言葉を使ったり人の話を聞く力

  • 集中して何かに取り組む力

  • 創造する力

  • 他人とうまく関わる力

  • ルールを守る力

  • 手や体を上手に使う力

こんなおもちゃを選んでいます

  • 3才未満では手首や指先などを使うおもちゃ
    (運動機能を促します)
  • 3才を過ぎた頃からは子どもの遊びを深めるような道具
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